ことばの教室担当 成長記録

ことばの教室担当になって3年目。自分で成長するために勉強してきたこと(構音障害や吃音など)を今後担当になる方の参考になるように自分の経験や本・サイトなどを紹介してブログに記録していきたいと思います。

キケギゲの女の子との会話1

キケギゲのパターン

ことばの教室には,発音の苦手な子どもたちが通ってきます。その苦手な音によって,いくつかのパターンがあります。キケギゲの苦手な子どもたちがいます。

 キ→チ,ケ→チェ,ギ→ジ,ゲ→ジェ

 キャ行→チャ行,ギャ行→ジャ行

このような置換がおこりやすいです。そんなある女の子との会話です。

 

給食は昼食

「先生こんにちは。」

「こんにちは」

ちょう(きょう)の,ちゅうしょく(きゅうしょく)美味しかったよー。」

「お,給食メニュー何だったの?」

「んと,サラダのちゅうり(きゅうり)がコリコリしてたー。」

ことばの教室担当になって1年間は頭の中で一生懸命変換していましたが,段々慣れてきました。

 

練習中

「きゃ,きゃ,きゃ」

「きゃ,きゃ,きゃ」

「いいね。じゃ,きゅ,きゅ,きゅ」

「きゅ,きゅ,きゅ」

「よし,じゃあいさつしましょう。お願いね。」

「姿勢。これで5時間目のべんちょうをおわります。」

(べんきょうね・・・。)

単音(その音だけの繰り返し)はできても,会話ではまだまだだったりします。

 

この女の子,3年間通ってもらって,やっと先日卒業(終了)しました。明るく楽しい子で寂しい反面,苦手な発音を克服してもらえて嬉しいです。