はじめの一冊 構音障害の指導技法―音の出し方とそのプログラム(湧井 豊)
自分が,ことばの教室担当に決まった時に,先輩(3人体制の学校だったので2人いました)から,この2冊買っておくといいですよ,とお勧めされたうちの1冊です。正直最新のものではないですが,0の状態からどんな流れなのかなどをつかむにはいいと思います。
アマゾンから目次をコピペします。
目次
I. 構音障害の基礎知識
構音障害について
誤りのタイプ
障害音の種類
II. 構音障害の検査と診断
構音検査法
関連する検査
検査結果のまとめ
治療対象者の選定
発語器官の見方とその医療処置
III. 指導ステップ・プログラム
A.[カ]行の構音指導ステップ・プログラム
B.[ガ]行の構音指導ステップ・プログラム
C.[サ]行の構音指導ステップ・プログラム
D.[ザ]行の構音指導ステップ・プログラム
E. 側音化構音の指導ステップ・プログラム
IV その他の異常構音の指導
V 基本的な遊び
VI 単語リスト
ことばの教室で一番多いのが,カ行とサ行だと思うので,この本だけでもある程度カバーできると思います。ただ,カ行では,うがいから音作りしていますが,声門破裂音という間違った音作りをする危険性も0ではないので,知識として知っておいた方がいいと思います。
古典的でありながら,大切な視点などに気づかされる基本としてぜひ押さえておきたい1冊です。