これからの教育について考える まんがで知る未来への学び: これからの社会をつくる学習者たち
まんがでこれからの教育の指針がわかる
昨日の午後,セミナーに参加してきました。熊本の前田康裕先生が来られるとのことで今後の教育の指針を知りたいと思って参加しました。先日新刊が出たのでその内容が主でした。
まんがで知る未来への学び――これからの社会をつくる学習者たち
- 作者: 前田康裕
- 出版社/メーカー: さくら社
- 発売日: 2019/03/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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目次
第1章 部活動と教育課程
第2章 学習指導要領
第3章 新しい時代に求められる資質・能力
第4章 社会の変化
第5章 学ぶ意義の明確化
第6章 学習者の視点
第7章 学習評価の充実
第8章 問題発見・解決能力
出版社からのコメント
教職大学院の院生、森炎くんが、とある中学校へ研究のためにやってきました。
そこは、このままでは20年後に人口がピーク時と比べ2割まで減少してしまうと予想される町にあり、先生方は連日夜遅くまで働いています。
何かを変えなくてはいけない。でも何を目指して、どんな事をすればよいのか?
「まんがで知る教師の学び」シリーズに続く本作は、さらに大きなスケールで学校と社会の在り方を描き、人の学びを描きます。前シリーズはその専門性と物語の熱さが話題になり各種メディアで取り上げられましたが、本シリーズも引き続き学習に関する解説やキーワードをたっぷりと載せつつ、リアルな物語で読む人の心を動かします。
人生100年時代、人口減少社会、新しい世の中に立ち向かう力は学びから生まれる!(Amazonの商品説明より)
自分は以前,前田先生の他の本を読んで興味を持っていました。そこに偶然,数日前にKindleで買っていました。しかし,まだ読み終わっていなかったので,移動中に残りを読んでから参加しました。やはり事前に読んでから話を聞く方が理解が深まるように感じました。まんがなので,ストーリーもすっと入ってくるし,概念も理解しやすいと思いました。私のように,新しい学習指導要領や今後の教育観について漠然としていたイメージが,より具体的にイメージできます。
設定は中学校でしたが,私のような小学校でも同じように置き換えられます。ただ,セミナーの中で前田先生が中学校をなんとかしないといけない,と話されていたのが印象的でした。(表現が違ったらすみません。)それぞれの校種での違いがありますが,部活や受験など様々な課題がありそうです。
セミナーでは,主体的・対話的で深い学びの学習形態でした。受付を済ますとグループ毎に座ることになっていました。講演ですが,何かテーマが与えられてグループで話し合ってを繰り返しました。マイクが回ってきて発表したり,代表が前に出て30秒以内に発表したりと普段と逆の立場(学習者)でした。発表で緊張するのが実感できました。個人的にはもう少し先生の話を聞きたかったです。(時間の関係で仕方ないですが。)
この本では地域の活性化(商店街の活性化)についても触れられているので,興味のある方にお勧めです。教員だけでなく,一般の方にもわかりやすい本です。まんがだけ通して読んで、2回目にままんが+解説と読んでいきました。各章の最後にコラムでビジネス書の紹介もあったので,こちらも少しずつ読んでいきたいです。(セミナーの中で,ビジネス書をよく読むと語られていたのに共感持ちました。自分はビジネス書とか自己啓発系を時々読んでいます。)セミナーの中で,自分が今読んでいる「アウトプット大全」もアウトプットに関連して話されていました。
学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)
- 作者: 樺沢紫苑
- 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
- 発売日: 2018/08/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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前田先生のTwitterでも紹介されていました。
絵ははっきり言ってヘタクソです。「よりよい学校教育を通じてよりよい社会を創る」「未来の創り手となるために必要な資質・能力を育む」という2020年度からスタートする新しい学習指導要領の理念を一般の方にも知ってもらうために書きました。https://t.co/ntx5yujnAD @amazonJP pic.twitter.com/9LpmfgFsMe
— 前田康裕 (@yasumaeda) February 15, 2019
シリーズ化されるようですので,今から次が楽しみです。その前に,前シリーズである「まんがで知る教師の学び」シリーズを読んでいきたいと思います。