ことばの教室担当 成長記録

ことばの教室担当になって3年目。自分で成長するために勉強してきたこと(構音障害や吃音など)を今後担当になる方の参考になるように自分の経験や本・サイトなどを紹介してブログに記録していきたいと思います。

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ことばの教室の担当になるには,特別な資格は必要ありません。小学校教員なら誰でもなれます。でも,担当になってからしっかり研修していかないと目の前の子どもたちを改善していくことが出来ません。そこで,本を読んだり,研修会に参加したりします。ただ,研修会が少ないです。私の県では,県の教育センターでは,年に一度はじめて通級担当になった担当者用に,通級教室などについて学ぶ研修会が1回です。(2日間)それ以外に,県難言が開く,県大会と夏季研修会,自主研修会などです。それだけあれば十分という人もいそうですが,私にはもっと受けたいと思っています。

 

特に初任の時には0からのスタートだったので,とにかく受けまくりたいと思っていました。そんなときに全難言からお知らせがあって知りました。

 

kotobanokyoushitsu.hatenablog.com

 

私の時には,8月1~3の3日間でした。場所は,国立オリンピック記念青少年総合センターでした。無料ではなく,12000円位必要だったと思います。(個人的に元は十分取れます。もっと高くてもきっと受けます。)ただ,希望者多数の場合は抽選になりますと書かれていました。祈りながらはがきを出すと,無事に選ばれました。(2年目は外れました。3年目は別の仕事でいけず・・・。)確か,130名の枠に160名以上の申し込みがあったそうです。倍率でしたら,たいしたことはないかもしれませんが,全国規模で質の高い研修会はほとんどないので,担当者はみんな行きたいのではないでしょうか。名簿を見ていると全国各地から来られていました。離島からの方もいました。全員同じというわけでなく,オリエンテーリング的なものが終わると2~3の講義の中から希望のものを受けていくタイプでした。(構音指導・難聴・吃音・言語発達遅滞など)

 

正直知らないことばかりでした。グループで互いに情報交換したときにも自分の知らないことが多く驚きました。特に印象に残っているのは,口内・舌をよく見るためにライトを準備することでした。私の教室では誰も使ってなくて,教えてもらってなかったので,早速買いました。他にも,実際の指導の仕方を道具(ストローなど)を使いながら演習のようにしてみることもできて,2学期から試したことを思い出します。

 

最終日に卒業生に学ぶ,ということばの教室を卒業した大学生・社会人の話を聞く講義があって,難聴の方と吃音の方の話を聞きました。自分は吃音の方の話を聞いたことがなかったので,すごく印象に残っています。ことばの教室担当になって最初に受けられるならばぜひ受けて欲しいです。自分もまた受けたいです。

夏季全国研修会「はじめの一歩2018」報告